呉市の石内墓苑にて、納骨堂式のお墓を新設。優しい色合いの桜御影、明るく柔らかな印象のお墓

当店のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。東広島市・呉市を中心に広島県内一円にてお仕事をさせていただいております、ひまわり石材の竹下です。呉市の石内墓苑にて、納骨堂式のお墓の新設をさせていただきましたので、ご紹介いたします!

 

【呉市石内墓苑 新設】

 

お墓を建てたいというお客様からご連絡をいただきました。墓地から探されていて、何か所かある候補のうち一番最初にご案内した石内墓苑を気に入っていただけて、お墓の建立をおまかせいただけることになりました。

 

石内墓苑は、呉市広町にある宗教不問の霊園です。県道66号線(呉環状線)に面していてアクセスしやすく、自然にも恵まれた落ち着いた環境にあります。全区画バリアフリーで、広々として歩きやすい参道など、きちんと整備されたお参りしやすい霊園です。

 

こちらがお客様の取得された墓地です。お墓についてのご要望としては、洋型のお墓で、納骨室が広いお墓がいいということでした。実際に建てられているお墓や展示場のお墓をご覧いただいたり、お話しを伺ったりしてご提案し、気に入っていただけたので工事をお任せいただけることになりました。

 

工事が始まりました。こちらでは、墓地の前後にもともと既設の枠石がありました。まずは、そこに新しく作成した左右の枠石を据え付けました。

 

左手前の角の部分です。既存の枠石と新しい枠石を、このように固定しました。L字の金具で石と石がずれないようにしっかりと固定します。

 

今回は、従来からある地下に納骨室を作成するお墓ではなく、地上に納骨室を設置する納骨堂式のお墓を施工することになりました。しっかり地固めをしたあと、お墓の土台となる一番下の石を据え付けて、納骨室の壁石を設置しています。

 

後方の壁石の接着部分です。下の土台の石と、左右に設置する壁石がずれないようにしっかり接着します。

 

納骨室が出来上がってきました。中央の砂を敷いている部分は納骨するスペースになります。広い納骨室がいいというご希望を叶えた、十分な広さを確保した納骨室です! このあたりで使用されることの多い6寸のお骨壷であれば、縦横4つずつ、16個くらいはゆっくり入れることができます。

 

お墓の土台を組み終わって、仏石を据え付けています。三脚で吊って慎重に据え付けます。

 

ここでも耐震パッドなどを併用して、しっかり接着します。

 

完成です!

石種は、中国ピンクの桜御影です。明るい桃色の柔らかい印象のお墓に仕上がりました!

 

「ありがとう」という言葉の下にはお花の彫刻、その横に家紋とご家名を入れています。仏石は両サイドに加工を施した立体的なデザインです。お花立て・香炉は一体型になっており、すっきりとしてシンプルなお手入れのしやすい形です。

 

今回お客様のご希望でお作りした広い納骨室は、地上式のタイプです。ステンレス製のかんぬきを外して、観音扉式に開いて納骨します。従来のような地下式に比べて納骨がしやすく、こうして広さを十分に確保することもできます。

手前の拝石は滑り止め加工をし、雨の日など塗れていてもすべりにくいようにしています。こちらの風習で欠かせない盆灯篭立ては、全部で5つご用意しました。

 

墓誌です。お墓の柔らかいイメージとあわせ、頭部分は大きく丸みのある加工をしています。県外にあったお墓からお持ちになったご遺骨を納めるとともに、墓誌に彫刻をしました。

 

納骨室の左右には換気のための通気口を設けて、内部に湿気がたまらないようにしています。ボリュームがありますが、優しい色合いと丸みのあるデザインで、全体に柔らかい印象に仕上がっています。お花の彫刻も、華やかさを出してくれていますね。

お客様には、いいお墓になったね!と喜んでいただけました。今回施工させていただいた地上に納骨室を設置する納骨堂式のお墓は、このあたりでは和型のお墓にはまだ少ないものの、洋型のお墓では近年多い形です。お客様のご要望を伺って、それに適したデザインや設計をご提案した結果、喜んでいただくことができました。今後もお客様のお話しをしっかりうかがって、喜んでいただけるお手伝いができればと思います^^